優しさに溢れた梱包素材
皆さんは今日、何回プラスチックを目にしたでしょう?
いつの間にか私たちはプラスチックに頼りっぱなしの生活をするようになってしまいました。現在プラスチックによる問題が山積し、多くの方が尽力していますが、まだまだ解決にはほど遠いと言わざるをえません。そんな中、この窮地を救うかもしれない新たな代替品が現れました。
救世主 寒天
agar Plasticityという寒天からつくる梱包素材です。煮溶かした寒天を型に流し込み冷凍した後に解凍すると寒天が衝撃を吸収し、中身を守れるぐらい堅い梱包材に変化します。寒天は自然素材なので土に埋めれば土に、海に流れていっても時間をかけて溶けて海にかえっていきます。
この寒天以前にも現状を打破してくれるプラスチックの代替品は数少ないながらもありました。中でも私が注目していたのはバイオマスプラスチックです。
JBPA 日本バイオプラスチック協会
http://www.jbpaweb.net/bp/bp_faq.htm
このプラスチックはトウモロコシなどからできてるのですが、だからといって100%天然という訳でなく、石油との配合によるものでした。プラスチックに比べると環境に優しいとは言えますが、石油を含有しているため、僅かながらでも環境に悪い影響を及ぼしていました。
しかし今回、寒天という海の産物を原料とし、もしも100%天然で梱包素材が作れるとしたら、今までよりも画期的な素材となるでしょう。
寒天好きの僕としても寒天が世界を救う未来が楽しみです。